Thursday, August 20, 2009

新版暗号技術入門 秘密の国のアリス

新版暗号技術入門 秘密の国のアリス、購入から 5 ヶ月経ってようやく読了。

これまでだいぶ長いこと曖昧な理解のままにしてきた暗号技術について、身近で使われる PGP, SSL/TLS の仕組みについて、靄が晴れるようにすっきりと理解できたと思う。

少しずつ読み進めて、時には睡眠誘導剤になったりw、理解の浅かったところを読み返しながらでしたけれど、ほんとうに読み易かった。

親切な作りというんでしょうか、章立ても、各パラグラフも、読者を決して置いてけぼりにしない、不安にさせない心配りが随所にあって、この著者(結城浩さん)の本ならば、どんな分野でも理解できちゃうんじゃないかと思ってしまうくらい。

ポイントごとに参考文献の紹介も挟まれており、更に理解を深めたい向きへの配慮も忘れられていません。(もちろん巻末にもまとめられている)

些細なことかも知れないけれど、索引も良かった。
読んでる最中には索引を引かず、ページを繰って読み返して理解を深めることにして、読了後に初めてじっくり索引を見ました。ほんとうは索引を引きたかったところも、ちょっと我慢して。期待してたんです、索引に。この著者の索引は、きっと「使える」索引だろうと。思ったとおりでした。形だけじゃない、実用的な索引でした。

ぼくはまったく数学が得意なほうではないのに、ここまできちんと読ませる著者の文章力・構成力はすごいと思う。ぼくは結城さんのファンなので多少バイアスかかってるかも知れないけど。

前から気になってた数学ガール のシリーズも読んでみる予定です。数学好きになっちゃったりしてね。

内容とは関係ないけど、この本の背表紙の製本方法(?)は、(名称は忘れちゃった)ちょっと特殊なものらしく、著者と編集者のこだわりの作りなんだなぁと感じました。読み易いし使い易いです、物理的な意味で。

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